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テクノロジーTECHNOLOGIES
Eye Naviに搭載している最先端技術
認識可能な障害物・目標物一覧
(計20種)
人・自転車・車・トラック・点字ブロック・白線・ガードレール・横断歩道・歩行者信号「赤」「青」・縁石・植え込み・街路樹・自動販売機・車止め・ポール(電柱)・フェンス・郵便ポスト・壁・三角コーン
※必ずしもすべての障害物・目標物を正しく検出するわけではありません。
02視覚障がい者に寄り添う経路案内
目的地までの経路の概要、交差点の有無、
施設の情報などを事前に確認できます。
自宅や目的地の登録が可能です。
03シンプルな操作性
簡単な操作ですぐに使い始めることができます。
「道案内モード」「お散歩モード」の2種類から
目的に応じて選択できます。
道案内モード
- ○目的地までの経路・方向案内
- ○周辺の施設情報の案内
- ○目標物や障害物のリアルタイム検出
お散歩モード
- ○周辺の施設情報の案内
- ○目標物や障害物のリアルタイム検出
歩行レコーダー機能
自動車のドライブレコーダーのように、歩行時の映像を自動で保存する機能を搭載しています。
機能一覧
- 経路案内
- 株式会社ゼンリンの歩行者ネットワークデータを利用(主要126都市のデータを整備済み)
※歩行者ネットワークデータ未整備エリアでの利用は自動車ネットワークデータを利用 - 物体検出
- 深層学習を用いてリアルタイムに合計20種類の障害物・目標物を検出可能
- 歩行レコーダー
- 歩行ログを記録し事故時等に活用。仕様(MP4、1ファイル5分単位、最大50ファイル)
- ボイスオーバー
- ○
- 目的地検索・周辺施設検索
- ○(最大10件登録可能)
- 体の向き合わせ機能(方向確認)
- ○
- カメラ
- iPhone背面カメラを使用
- センサー(GPS・モーションセンサー)
- ○
- 対応端末
- iPhone8より上位機種(iPhone8、iPhone8 Plus、iPhoneX、iPhoneXS、iPhoneXS MaxiPhoneXR、iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Max、iPhoneSE[第2世代]、iPhone12 mini、iPhone12、iPhone12 Pro、iPhone12 Pro Max、iPhone13 mini、iPhone13、iPhone13 Pro、iPhone13 Pro Max、iPhoneSE[第3世代]、iPhone14、iPhone14 Plus、iPhone14 Pro、iPhone14 Pro Max)
- バッテリー
- 1時間の利用でおよそ10%程度(iPhone12の場合)
- アプリサイズ
- 約300MB。アップデートにより変動の可能性あり。ダウンロード時にはWi-Fiの利用を推奨。
※本アプリのダウンロードに伴う通信料はお客様にてご負担ください。 - アプリの通信量
- 一般的な地図アプリと同等の通信量です。
※本アプリの利用に伴う通信料はお客様にてご負担ください。
開発の背景DEVELOPMENT BACKGROUND
現在、通勤・通学・営業活動などにヘルパーによる同行援護を利用することは基本的にできません。
そのため、自力での移動が難しい場合は社会活動が制限されてしまいます。
また、同行援護従業者の絶対数も不足しています。
視覚障がい者がひとりで自由に外出することは、制限も多く簡単ではないのが現状です。
盲導犬数の推移と
視覚障がい者数NUMBER OF GUIDE DOGS AND VISUALLY IMPAIRED PERSONS
アプリダウンロードAPP DOWNLOAD
使い方HOW TO USE
Eye Naviの推奨利用方法
(ネックポーチ)
Eye Naviを使用する際は、iPhoneを専用のポーチに入れて背面のカメラがしっかり前を向くようにして利用することを推奨します。ポーチは日本点字図書館ホームページから購入できます。
3種類、2サイズからお選びいただけます
ネックポーチ販売取扱:社会福祉法人 日本点字図書館
【重要】ご利用上の注意事項
想定利用者/視覚障がいの程度は問いませんが、単独歩行ができiPhoneの操作ができる方が対象です。
単独歩行ができない方であっても、同行援護の方と歩行される際にご利用いただくことで歩行時の参考になります。
- ●本サービスは、日本全国で利用可能です。
- ●屋外の点字ブロックのある場所での利用を推奨します。
- ●自宅内・施設内・駅構内といった屋内での利用は推奨しておりません。また、地下街でも利用できません。
- ●基本的には日中の利用を推奨しております。経路案内の機能に関しては夜間でもご利用いただけます。
- ※Eye Naviがお伝えする情報は常に正確とは限りません。アプリ起動時に表示される利用規約全文に同意の上、
全て利用者の責任においてご利用ください。利用者に発生した損害について、一切賠償責任を負いません。
特許等の取得状況
「歩道進行支援システム及び歩道進行支援ソフトウェア」特許取得済み
「歩行者位置特定システム及び歩行者位置特定ソフトウェア」特許取得済み
「歩行者進行方向判定システム及び歩行者進行方向判定ソフトウェア」出願中
「Eye Navi(アイナビ)」商標登録済
よくある質問Q & A
よくある質問
- どんなアプリですか?
- 視覚に障がいを持つ方が目的地まで歩いて移動する際に必要な情報を音声で提供するiPhone向けアプリです。AI(人工知能)による進路上の障害物や歩行者信号の色、点字ブロックなどの目標物を検出する画像認識機能や、視覚障害者に寄り添う経路案内機能を有しています。
- 利用にあたって必要なものはなんですか?
- スマートフォン(iPhone)のみで利用可能です。ご利用はiPhoneをネックポーチに入れて使用されることを推奨しています。
- 想定する利用者はどんな人ですか?
- 単独歩行ができiPhoneの操作ができる視覚障がい者の方が対象です。単独歩行ができない方であっても、同行援護の方と歩行される際にご利用いただくことで歩行時の参考になります。
- 利用料はいくらですか?
- 本アプリは無償でご利用いただけます。
- どうすれば利用できますか?
- 本サイトのアプリダウンロードボタンからダウンロードをお願いします。
ご利用方法
- どのような時に利用できますか?
- 屋外において目的地までの経路案内が必要な時、歩行時に周囲の状況を確認したい時などにご利用いただけます。
- 道案内モードでは何ができますか?
- 道案内モードでは、目標物や障害物の検出に加えて、目的地までの経路案内やコンビニなど周辺の施設情報の案内を行います。
- お散歩モードでは何ができますか?
- お散歩モードでは、目標物や障害物の検出に加えて、コンビニなど周辺の施設情報の案内を行います。
- 屋内で利用できますか?
- 自宅内・施設内・駅構内といった屋内での利用は推奨しておりません。また、地下街でも利用できません。
- 初めて行く場所でも利用できますか?
- 本アプリを利用することで、初めての場所に安心して出かけることができるようになることを目指しております。初めて行く場所でも利用は可能ですが、点字ブロックのある場所で、かつ、周囲の安全はご自身でご確認いただいた上でご利用ください。
- 夜暗い場所でも利用できますか?
- 基本的には日中の利用を推奨しております。経路案内の機能に関しては夜間でもご利用いただけます。
- 利用時の事故は保証してもらえますか?
- 利用開始時には利用規約が表示されます。本規約に同意いただいた上で利用可能となります。なお、本アプリがお伝えする情報は常に正確とは限りません。全て利用者の責任においてご利用ください。利用者に発生した損害について、一切賠償責任を負いません。
アプリ・機能
- 対応するiPhoneはなんですか?
- iPhone 8 以降に発売された機種をご利用いただけます。 (iPhone8、iPhone8 Plus、iPhoneX、iPhoneXS、iPhoneXS MaxiPhoneXR、iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Max、iPhoneSE (第2世代)、iPhone12 mini、iPhone12、iPhone12 Pro、iPhone12 Pro Max、iPhone13 mini、iPhone13、iPhone13 Pro、iPhone13 Pro Max、iPhoneSE (第3世代)、iPhone14、iPhone14 Plus、iPhone14 Pro、iPhone14 Pro Max)
- Androidへの対応予定はないですか?
- 今のところありません。
- アプリのサイズはどれくらいですか?
- およそ300MBです。アップデートにより、変動する可能性があります。インストール時にはWi-Fiのご利用をお勧めします。
※本アプリのダウンロードに伴う通信料はお客様にてご負担ください。 - アプリの通信量はどれくらいですか?
- 一般的な地図アプリと同等の通信量です。
※本アプリの利用に伴う通信料はお客様にてご負担ください。 - バッテリーの消費量はどれくらいですか?
- 1時間の利用でおよそ10%程度です(iPhone12の場合)。
- ボイスオーバーには対応していますか?
- 対応しています。アプリ自体にも発話機能があるため、ボイスオーバーの音声と被る場合があります。
- どのカメラを使っていますか?
- iPhone背面カメラを使っています。14proと13proは一番下、12proと11proは一番上のカメラです。
- iPhoneを横向きにしてアプリを利用できますか?
- できません。アプリは縦向きで利用してください。
安全性
- 歩きスマホと間違われませんか?
- 歩行中は操作せず、必ず安全な場所で立ち止まって操作するようにしてください。ご利用の際は、iPhoneを専用ネックポーチに入れてのご利用をお勧めします。
- 画像認識や経路案内は100%正しいですか?
- 本アプリは間違った案内をする場合があります。アプリからメッセージが出た際は、白杖を使う、周囲の音を注意深く聞くなどして、そのメッセージの内容をご自身で必ず確認した後、メッセージに従うかどうかを判断をしてご利用ください。
- アプリを使うことで白杖を持たずに外を歩けるようになりますか?歩行訓練を受けずに外を歩けるようになりますか?
- 安全のためにも道路交通法に定められている白杖は必ず持ってご利用ください。本アプリは歩行時に周囲の情報を提供することで、目的地までの歩行を支援することを目的としており、歩行時の安全を100%保証するものではありません。歩行時の安全については、利用者ご自身で十分ご確認の上ご利用ください。
- 白杖とスマートフォンを持って歩くのは危険ではないですか?
- ご利用の際はiPhoneを専用ネックポーチに入れることでiPhoneを手に持たずに歩行ができます。
Eye Naviアドバイザーより一言
モニターとして利用してきた妹尾真由美さんは開発当初からアプリへのアドバイスを続けてきた協力者の1人です。
外出時の「プラスアルファのお助け」として期待を寄せています。
妹尾さんは、「多くの人に届いてほしい。外に出るのが怖くて絶望の中にいる人にとって、心のゆとりになってほしい。」と願っています。
SDGsへの取り組みInitiatives for SDGs
“誰一人取り残さない”をスローガンに2030年までに全世界で達成を目指す
「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)への
取り組みについて
SDGs × 視覚障がい者
03.全ての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の
健康的な生活を確保し、福祉を促進する
日本政府の掲げている目標『3.6 2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。』に対して、Eye Naviからの情報提供(人・車・点字ブロック・歩行者信号の色、横断歩道といった障害物認識や目的地までの経路案内)により、貢献できると考えています。
Eye Naviを活用することで、例えば音の出る信号機がない横断歩道で信号機の色がわかるようになり安全性が高まります。設置されていても夜間は音がならない問題も解消されます。
10.人や国の不平等をなくそう
各国内及び各国間の不平等を是正する
日本政府の掲げている目標『 10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。』に対して、Eye Naviからの情報提供(人・車・点字ブロック・歩行者信号の色、横断歩道といった障害物認識や目的地までの経路案内)により、貢献できると考えています。
Eye Naviの開発過程においては、視覚障がい者と一緒にサービス品質の改善を図る「インクルーシブデザイン」というアプローチをとっています。Eye Naviを活用することで、例えばこれまでは支援者がいなければ外出できなかった視覚障がい者がひとりで外出できるようになるかもしれません。
11.住み続けられるまちづくりを
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で
持続可能な都市及び人間居住を実現する
日本政府の掲げている目標『 11.7 2030年までに、女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。 』に対して、Eye Naviからの情報提供(人・車・点字ブロック・歩行者信号の色、横断歩道といった障害物認識や目的地までの経路案内)により、貢献できると考えています。
Eye Naviを活用することで、例えば点字ブロックの敷設されていない場所においても視覚障がい者へ情報提供し道案内することが可能となります。このような障がい者への施策は障がい者だけがメリットを享受するものではなく、より多くの人へ利益をもたらすユニバーサルなサービスとなる可能性を秘めています。
17.パートナーシップで目標を
達成しよう
持続可能な開発のための実施手段を強化し、
グローバル・パートナーシップを活性化する
日本政府の掲げている目標『 17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。 』に対して、Eye Naviの取り組みにより、貢献できると考えています。
Eye Naviは、厚生労働省などからの支援によりここまで研究開発を続けることができました。視覚障がい者支援団体などの市民団体、東京都立大学などの学術機関との連携、民間企業との様々なパートナーシップにより成り立っています。
これまでの主な実績RESULT
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厚生労働省の障害者自立支援機器等開発促進事業に採択
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内閣府のデジタル田園都市国家構想のデジ田甲子園において、群馬県前橋市と連携し
「めぶくEye」としてアイデア部門における内閣総理大臣賞を受賞。 -
三重県伊勢市からは、「多様な主体を受け入れる観光バリアフリー支援調査」の依頼を受け、伊勢神宮外宮参道における実証実験を2022年に実施。今後、アプリの中で観光パッケージをダウンロードできるように準備中。
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参天製薬等の「VISI-ONEアクセラレータープログラム」採択
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トヨタモビリティ基金の「Make a Move Project」採択
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国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の「情報バリアフリー通信・放送役務提供・開発推進助成金」の助成対象事業に採択